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60年ぶり夏1勝の掛川西・大石卓哉監督は再び聖地目指す「上を目指したいという気持ちが強くなったのは確か」

スポーツ報知 / 2024年9月1日 7時55分

甲子園でベンチから指示を出す掛川西・大石卓哉監督

 第106回全国高校野球選手権で掛川西を夏は60年ぶりとなる1勝へ導いた大石卓哉監督(44)が、このほどスポーツ報知のインタビューに応じた。甲子園での熱闘を振り返るとともに、新チームの公式戦初戦となる秋季県大会(14日開幕)への意気込み、自らが追究する野球像を語った。(取材、構成=伊藤 明日香)

 ―夏の熱戦から約半月が経過した。今の心境は

 「また選手たちを連れて行くという気持ちがより一層強くなり、もっと色々な勉強をしようと思いました」

 ―前回出場した26年前は主将としてプレー。初めて監督として臨んだ甲子園だったが、2回戦で岡山学芸館に敗れ、夏の初2勝ならず。

 「今後はそこ(夏2勝)を突破できるような指導力をつけたい。上を目指したいという気持ちが強くなったのは確か」

 ―全国で勝ち抜くために見えた課題は?

 「(采配で)少し欲が出た部分はあったが、好投手を攻略して1点を取る力が足りなかった。常に好球必打と言ってるが、最後打っていたのはワンバンやボール球。高いレベルの中での好球必打。やることは変わらないが、質を磨きたい」

 ―岡山学芸館の佐藤貴博監督に「縦の変化球」の弱点を突かれた。全国レベルでも様々な監督がいる中で、指導方針に変化はあったか?

 「指導者になってから、目の前のいる選手と最善を尽くすというスタイルは変わっていない。自分たちが力の出し切って納得できる野球さえできればどこに出ても恥ずかしくないと思っている。今回はやりきれることができて本当によかった」

 ―掛川西で作り出したい理想のチーム像は

 「公立高校だからこそ、きた選手で出来上がる色がある。(その年の)代によって毎年違う、それが掛川西らしいと思います」

 ―夏県2連覇に向けても新チームが始まった

 「新チームを見て、昨年もスタートは色々なものが未熟だったなと思い出した。もう1回最初から」

 ―甲子園2戦で9打数6安打を放った鈴木脩平二塁手(2年)が主将となった

 「今まで自分のことに集中して淡々とやっていた。そこからベンチで味方を鼓舞する声がけをしたり、引っ張ろうという気持ちが(同じく聖地を経験した一塁手の)石川大峨、(三塁手の)佐藤駿斗、(中堅手の)桑原拓海にも出てきた」

 ―秋のチーム目標は来春センバツに直結する東海大会優勝。意気込みは

 「甲子園を経験した子たちが気負わずに夏と同じく積極的にいってほしい。またまだ発展途上。(練習試合で)出る選手、打順も毎回違う。秋は不完全の中でどう安定した野球を求めるか。とにかく一戦一戦、負けるまでにできることは全部やろうと思っています」

 ◆大石 卓哉(おおいし・たくや)1980年4月4日、掛川市生まれ。44歳。掛川西を経て、中大では準硬式でプレー。卒業後は浜松工でコーチを務めると三ケ日の監督を経て、14年から静岡の部長を務め4年間で5度甲子園に出場した。18年から掛川西の監督に就任。

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