ホワイトソックスが９連敗で泥沼今季最多借金７５、球団ワーストタイ１０６敗目 史上最多敗戦更新か

◆米大リーグ　ホワイトソックス３―５メッツ（３１日、米イリノイ州シカゴ＝ギャレンティードレートフィールド）

　ア・リーグ中地区最下位のホワイトソックスが、メッツに敗れて９連敗となり、今季成績が３１勝１０６敗で、今季最多の借金７５となった。シーズン１０６敗は、２５試合を残して１９７２年に並んで球団史上ワーストとなった。

　なかなか浮上のきっかけがつかめないホワイトソックス。勝率は２割２分６厘で、ア・リーグの打率ランキングでも５３位相当だ。昨季も１０１敗を喫しており、２年連続１００敗はメジャー史上初の屈辱で、ア・リーグ中地区４位のタイガースまでも３８ゲーム差、ワイルドカードへは４３ゲーム差と大きく離されてすでに地区最下位が決まっている。

　メジャーでは、１８９９年にクリーブランド・スパイダースが（２０勝）１３４敗を記録した例があるが、１９０１年以降では創設初年度だった１９６２年のメッツが喫した（４０勝）１２０敗がワースト。今季のホワイトソックスが１２０敗を回避するためには、今後の２５試合を１２勝１３敗で乗り越える必要がある。現時点での勝率が２割２分６厘であることを考えると厳しい数字。１９００年以降の最多敗戦を更新する可能性が高そうだ。