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平田憲聖が今季2勝目  米ツアー挑戦にも言及 「予選会も検討しながら。チャレンジはしたい」

スポーツ報知 / 2024年9月1日 13時5分

平田憲聖

◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 最終日(1日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)

 ツアー5年ぶりの36ホール決戦となり、第2ラウンド(R)で63をマークした平田憲聖(エレコム)が通算9アンダーで優勝した。イレギュラーづくしとなった今年の富士桜CCを攻略し、7月の長嶋茂雄招待セガサミーカップ以来、今季2勝目となる通算4勝目を手にした。「こんな早く(今季)2勝目を挙げることができると思っていなかった。今日もやりたかったですけど、率直にうれしい」と表情を崩した。

 この日は朝6時に起床。想定よりも早く目覚め、「ドキドキしていた」と普段の試合とは違う緊張感を抱えていたという。「プレーすると思っていたので、自分がどういうプレーをできるか。時間も読めないし、どうなるかわからなかったので普段迎える最終日とは違うドキドキがあった」。愛犬の動画などを見て気持ちを落ち着かせ、コースへ向かったという。

 競技は午前7時8分に36ホールの競技短縮が決定。前日に第2Rをプレーし終えていた平田は、クラブハウス内で戦況を見守った。優勝が決まると多くの仲間からウォーターシャワーで祝福された。「何回かけてもらってもうれしい。かけてあげたいと思ってもらえる気持ちが、何よりもうれしい」と話した。

 賞金ランクは4位に浮上。賞金王へも前進したが、「魅力的だと思うが、毎試合いつも通り頑張りたい。優勝してもそこは変わらない」と目の前の試合に向き合う覚悟を示した。昨季賞金王の中島啓太、同ランク2位の蟬川泰果は同じ2000年度生まれ。「ライバル心はいい意味でない。活躍していたら、自分も頑張らないといけないと思う。いい刺激だけをもらっている」と上を目指すきっかけになっているという。

 メジャー第3戦、日本オープン(10月10~13日)終了時の同ランク8位以内ならば、日本開催の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(同24~27日、千葉)の出場権を得る。昨年大会は6位に入り、メキシコで開催された米ツアーの資格を獲得した。「去年の試合中でも特別な試合になって、いい経験だった」と思い出の一戦になっている。将来的な米ツアー挑戦は「予選会も検討しながら。チャレンジはしたい」と意欲を見せた。

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