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飛び込み パリ五輪銀の玉井陸斗、最終演技前に優勝決める貫禄V 馬淵コーチも称賛「ロス五輪では金メダルを」…日本選手権 

スポーツ報知 / 2024年9月1日 16時7分

飛び込みの日本選手権男子高飛び込みで5度目の優勝を果たした玉井陸斗(カメラ・大谷 翔太)

◆飛び込み ◇日本選手権最終日(1日、インフロニア草津アクアティクスセンター)

 男子高飛び込み決勝が行われ、今夏のパリ五輪で日本勢初の銀メダルを獲得した玉井陸斗(JSS宝塚)が、524・50点で優勝。昨年は腰痛の影響で欠場し、自身2大会ぶり5度目の優勝に「100%ではないけど、安定した演技が出来た。次の世界選手権、ロス五輪に向けていいスタートが切れた」と納得の表情を浮かべた。

 パリから帰国後、8月のインターハイで優勝するなどハードスケジュール。馬淵崇英コーチも「多少疲れが出て、休憩も少し足りない」と言い、左足は負傷を抱える中だったが貫禄の演技を見せた。4本目の6245D(逆立ち後ろ宙返り2回2回半ひねり)では、ノースプラッシュの99・00点。演技前に優勝が決まっていた最終6本目の5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)も97・20点で締め、玉井は「逆立ちの6245Dはたくさん練習してきた。その成果が五輪、インターハイ、日本選手権でもいい得点として重ねることができたかな」とうなずいた。 

 17歳で挑んだ2度目の五輪では、大会2連覇の曹縁(中国)と金メダルを争って2位。1928年のアムステルダム大会で日本勢が初出場してから、初めての銀メダルだった。メダリストの“凱旋”に、この日会場のスタンドは満席。競泳プールを利用する一般客も、プールサイドで「立ち見」しながら拍手をおくった。「今までにないくらい、観客の多い試合だった。見に来てよかったな、と思えるような演技ができた」と玉井。馬淵コーチも「五輪が終わって、普通は(状態が)落ちる。でもあれだけキープして、自分の演技を見せられる。トップとしての意識が高まっていると思う」と称賛した。

 今季は14日からの国スポ(佐賀・SAGAアクア)に出場予定で一区切り。シーズンオフには、JSS宝塚の先輩で飛び込み界のレジェンド・寺内健さんとの焼き肉も楽しみにしている。来年は大学生にもなり、28年ロス五輪へのシーズンがスタートする。25年には世界選手権(シンガポール)も控える中、玉井は「金メダルを目指して(世界水泳まで)1年間、頑張れたら。4年間は長いようで短く感じると思うけど、気を抜かずに今よりもいい成績を重ねられるように。更に完成度を上げて、ロス五輪では金メダルを獲得したい」と力強く宣言した。

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