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異例ずくめの今季2勝…悪天候短縮でプレーせずVの平田憲聖「普段と違うドキドキあった」 愛犬動画でリラックス

スポーツ報知 / 2024年9月2日 6時15分

平田憲聖

◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 最終日(1日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)

 大会は終日、悪天候が予想されたため36ホールの短縮競技となった。第2ラウンド(R)の残りが行われ、前日に競技を終えていた平田憲聖(23)=エレコム=が通算9アンダーで優勝。台風10号の影響で初の競技不成立も危ぶまれた難コースで、今季2勝目(通算4勝)を手にした。賞金加算は50%になり、1100万円を獲得し、賞金ランク4位に浮上した。

 異例ずくめの富士桜で平田が高々と優勝杯を掲げた。ツアー6年ぶりの3日連続順延、36ホールの短縮競技は5年ぶり9度目。この日プレーすることはなかったが、優勝が決まると仲間からウォーターシャワーで祝福を受けた。「こんな早く(今季)2勝目を挙げることができると思っていなかった。今日もやりたかったですけど、率直にうれしい」と表情を崩した。

 最終日は午前6時に起床。予定よりも3時間早い目覚めに「時間も読めないし、どうなるかわからなかったので普段、迎える最終日とは違うドキドキがあった」。愛犬の動画などを見ながら気持ちを落ち着かせ、コースへと向かった。

 賞金ランクは4位に。初の賞金王へも前進したが、「魅力的だと思うが、毎試合いつも通り頑張りたい。優勝してもそこは変わらない」と目の前の試合に向き合う覚悟を示した。堅実で粘り強いゴルフで勝利を積み重ねる。(富張 萌黄)

 ◆平田の今大会4日間 午後スタートだった初日は、14ホールを終えた時点で荒天のため順延に。第2日は第1Rの残り4ホールを回り、68でホールアウト。第2Rスタート直前で再び順延となった。第3日は第2R18ホールを回り7バーディー、ボギーなしの63で、通算9アンダーで暫定首位。36ホールに短縮が決まった最終日は、クラブハウス内で戦況を見守った。

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