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パリ五輪銀メダルの高飛び込み・玉井陸斗が立命大進学を検討

スポーツ報知 / 2024年9月2日 5時0分

西日本で唯一、通年利用可能なインフロニア草津アクアティクスセンターの屋内飛び込みプール

◆飛び込み 日本選手権最終日(1日、インフロニア草津アクアティクスセンター)

 男子高飛び込み決勝が行われ、パリ五輪で日本勢初の銀メダルを獲得した玉井陸斗(17)=JSS宝塚=が524・50点で、2大会ぶり5度目の優勝を飾った。高校3年の玉井は今後、滋賀・草津市の最新施設「インフロニア草津アクアティクスセンター」に拠点を移す方針で、立命大へ進学を検討する。日本最大級の飛び込み専用施設を有するプールで、28年ロス五輪での金メダル獲得へ、進化を遂げる。

 新たなホームプールで、玉井が圧巻の演技を見せた。パリ五輪で日本勢初の銀メダルを獲得した高飛び込みで、2位に99・70点差をつける圧勝。左足首に負傷を抱える中「優勝は大前提だった。550点いけばベストだったけど、安定した演技ができた」とメダリストの貫禄を見せた。

 8月に開業した滋賀・草津市の「インフロニア草津アクアティクスセンター」で日本選手権を初開催。馬淵コーチが新たに監督を務める「滋賀・立命館ダイビングクラブ」は同プールを拠点とし、立命大へ進学を検討する玉井も今後利用する。通年で使える屋内の飛び込みプールは、西日本唯一。専用の陸上トレーニング場もある。

 玉井が育ったJSS宝塚は、3メートルまでの飛び込みは屋内で練習できるが、陸トレ器具は全て馬淵コーチ“お手製”だった。コーチ就任後、プール裏の通路の地面を掘って板を設置。トランポリンと空中感覚を養う器具「スパッティング」を置き、プレハブの中に筋トレ器具もそろえた。馬淵コーチが「(飛び込み王国の)中国は現代的で、日本は原始的」と表現する環境面が大きく改善する。

 試合を終えた玉井は、新しいプールについて「寒くもないし、跳びやすい」と好感触を口にした。17歳が挑むのは、28年ロス五輪での頂点だ。「4年間は長いようで短く感じると思うけど、気を抜かずに今よりもいい成績を重ねられるように。さらに完成度を上げて、ロス五輪では金メダルを獲得したい」。4年後の“王国超え”を誓った。(大谷 翔太)

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