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楽天・古謝樹「あんまり考えていない」西武・武内、日本ハム・金村ら熾烈新人王争いよりも「CSに向けて必死」

スポーツ報知 / 2024年9月2日 5時25分

5回無失点の好投を見せた古謝(カメラ・竹松 明季)

◆パ・リーグ 楽天2―6オリックス(1日・楽天モバイル)

 つかみかけていた6勝目はスルリと手からこぼれ落ちた。楽天の先発・古謝(こじゃ)が5回5安打3四球ながらも無失点と力投。チームが2得点し、勝ち投手の権利を持って降板したが6回に渡辺翔が3失点して逆転を許した。CS進出を争っている5位・オリックスに3連敗。背後に昨季のリーグ覇者が2・5差に迫ってきた。

 ドラ1左腕は、自分ができることは尽くした。毎回走者を出しながら、最速150キロの直球を軸に本塁だけは踏ませない。5回2死満塁、冷静に太田をスライダーで空振り三振。無失点で切り抜け、グラブをたたいてほえた。勝ちはつかなかったが「これまで野手の方やリリーフに助けてもらって勝ってきた。次は自分が勝ちに導けるようなピッチングをすればいい」と前を向いた。

 激化するパ・リーグの新人王争いは、この日先発した西武・武内が7勝で足踏み。6勝の日本ハム・金村や救援で21ホールドをマークするオリックス・古田島らライバルは多い。現状5勝で追いかける古謝は「あんまり考えていない。CSに向けて必死についていっている。そこでいい投球ができれば」と力を込めた。(太田 和樹)

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