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車いすテニス男子で世界ランキング2位の小田凱人、苦戦するもののストレート勝ちで1回戦突破…パリパラ

スポーツ報知 / 2024年9月2日 0時46分

小田凱人

◆パリ・パラリンピック 第5日 ▽車いすテニス(1日、ローランギャロス)

 パラリンピック初出場で金メダル候補、世界ランキング2位の小田凱人(ときと・東海理化)が、初戦の2回戦を手こずりながらもストレートで突破した。2021年ジュニア世界1位で、同27位のベン・バートラム(英国)に6-2、7-6でストレート勝ちだ。

 小田は、第1セット、1-2から5ゲームを連取して第1セットを先取。第2セットはタイブレイクまでもつれ、タイブレイク2-4とリードを許したが、5点連取で逆転した。4大大会では初戦に手こずる癖があったが、この日は、しっかりとストレートで勝利につなげた。

 小田は、前日に「明日試合はあるけど、テレビ放送はないらしいです。なんのためにメディアに出て、演出してきたか分かんなくなりそう」と、中継されないことに失望感をにじませていた。

 しかし、「とりあえず試合で魅せます」と、プレーで観客やマスコミを引きつけると宣言。その言葉通り、コートを埋め尽くした観客は、小田のガッツポーズやショットにのりのり。勝利の時に行う、ラケットをギターに見立てたエア・プレーに、観客は熱狂した。

 テレビでの生中継はないが、パラリンピックは動画サイトの公式YouTubeがあり、そこでは全競技の中継が見られるという。

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