「２４時間テレビ」全体視聴率は１２・５％ 昨年より１・２Ｐ上昇…やす子ゴールの番組終盤パートは１９・３％

水ト麻美アナ

　８月３１日、９月１日に放送された日本テレビ系チャリティー番組「２４時間テレビ４７」の平均視聴率が世帯１２・５％を記録したことが２日、分かった。（数字はビデオリサーチ調べ、関東地区）

　昨年は１１・３％で、今年は１・２ポイントアップ。個人視聴率は７・５％で、昨年の６・６％から０・９ポイント上昇した。

　全国の児童養護施設のために使われる「目的別募金」のチャリティーマラソンランナーを務めたタレント・やす子が会場の東京・両国国技館にゴールする場面を伝えた「ＰＡＲＴ１０」（１日午後７時～８時５４分）は世帯平均１９・７％、個人１３・７％の高視聴率をマークした。

　今年のテーマは「愛は地球を救うのか？」。今年はメインパーソナリティーを置かず、総合司会をくりぃむしちゅー・上田晋也と羽鳥慎一、水卜麻美アナ両アナウンサーがつとめた。チャリＴシャツのデザインはスタジオジブリの宮崎吾朗監督が担当。タレントの萩本欽一を題材にしたスペシャルドラマ「欽ちゃんのスミちゃん～萩本欽一を愛した女性～」が３１日夜に番組内で放送さえれ、主人公・欽一役を俳優の伊藤淳史、妻・澄子さん役を女優の波瑠が演じた。

　またチャリティーマラソンのランナーはやす子に決定。「高校時代に児童養護施設にお世話になっていた」と生い立ちを公表し、史上初めて「目的別募金」の形でのチャリティーマラソンを発案。新たに「マラソン児童養護施設募金」を開設し、やす子が走る間にテレビ画面に映るＱＲコードから募金する形式で、募金金額はゴールの時点で４億円を超えた。