英歌姫・アデルが音楽活動休止へ…コンサート中に自ら語る「信じられないほど長い間」「皆さんを恋しく思うでしょう」

　英国の人気歌手アデル（３６）が音楽活動を休止する意向を明らかにした。英米メディアが報じた。

　米ネバダ州ラスベガスで１０月２５日から１１月２３日まで公演を控えているアデルは、８月３１日にドイツ・ミュンヘンで行われたコンサートで観客に向けて「あとちょうど５週間のショーが残っています。でも、その後は信じられないほど長い間、皆さんに会えません。休みの間ずっと、皆さんを心の中で恋しく思うでしょう。そして、これらのショーや、この３年間に私がやってきたショーのことを夢見るでしょう」と語った。

　コンサート会場にいたファンによってこの発言の動画が投稿され、ネット上で拡散されている。その中でアデルは「素晴らしい経験でした。ただ休息が必要なだけです」と説明。さらに「この７年間、私は自分のために新しい人生を築いてきました。そして今、それを生きていきたいのです」と話している。

　音楽活動の再開時期については明らかにしていない。

　アデルは圧倒的な歌唱力で、２０１２年には大ヒット曲「ローリング・イン・ザ・ディープ」をひっさげ、音楽会最高の権威である米グラミー賞で最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞などを含む６部門受賞。翌年には大英帝国勲章も受勲した。

　私生活では１６年に当時の恋人との第１子長男を出産。その後結婚したが、１９年に離婚を発表。現在は長年の恋人でスポーツエージェントのリッチ・ポール氏と婚約したと伝えられている。