東京・葛飾区に「ウルフ・アロン通り」誕生へ 柔道東京五輪金メダリストの功績たたえ、区長が命名の検討を表明

東京・葛飾区の母校、小松南小を訪問したウルフ・アロン（カメラ・林　直史）

　柔道男子１００キロ級でパリ五輪に出場したウルフ・アロン（パーク２４）が２日、出身地の東京・葛飾区で母校の葛飾区立小松南小と葛飾区役所を表敬訪問した。区役所での青木克徳区長らとの懇談の席では２１年東京五輪金メダリストのこれまでの功績をたたえ、地元の道路に「ウルフ・アロン通り」と愛称を付ける計画が浮上した。

　ウルフによると、地元住民から実家近くに「ウルフ・アロン通り」と呼ばれ、親しまれている道があるという。それを聞いた青木区長は「（正式に）考えます。通称というのはいろいろあるが、地元の意見がそうであれば、やっぱり表示しないといけない」と、区として公式に命名する考えを表明。「地元の意見もあるから。地元に聞きますよ」と意向調査を進める方針を示した。