宝塚歌劇宙組トップスター・芹香斗亜が来年４月で退団…大劇場３作で

退団が決まった宙組・芹香斗亜（宝塚おとめより）

　宝塚歌劇団は２日、宙組トップスター・芹香斗亜（せりか・とあ）が、２０２５年４月２７日の東京宝塚劇場公演「宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚１１０年の恋のうた』」「Ｒａｚｚｌｅ　Ｄａｚｚｌｅ（ラズル　ダズル）」の千秋楽をもって退団すると発表した。３日に大阪市内で記者会見を行う。

　芹香は兵庫県神戸市出身で、母は第６５期のＯＧで男役だった白川亜樹さん。２００７年「シークレット・ハンター」で初舞台を踏んだ第９３期生で、在団中の同期は１０月１３日付で退団する雪組トップ・彩風咲奈（あやかぜ・さきな）のみ。９３期生は来年４月で一人もいなくなる。

　芹香は星組配属から１２年４月に花組へ組替えされ、１７年１０月に宙組に異動し、昨年６月に春乃さくらを相手役に迎えて新トップコンビに就任。９月に大劇場お披露目公演を行ったが、初日翌日に宙組娘役・Ａさんが死去した。歌劇団は激震し、以来、宙組は活動を休止したが、今年６月にショーのみの特別公演「Ｌｅ　Ｇｒａｎｄ　Ｅｓｃａｌｉｅｒ　－ル・グラン・エスカリエ－」で再開。大劇場では３作での退団となる。

　１０月２２日～１１月４日には全国ツアー公演「大海賊－復讐（しゅう）のカリブ海－」「Ｈｅａｔ　ｏｎ　Ｂｅａｔ！　－Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ－」が控えている。