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「先発として引っ張っていく立場」三笘薫がエースの自覚 鬼門の初戦、白星へ W杯アジア最終予選VS中国

スポーツ報知 / 2024年9月3日 5時0分

真剣な表情で練習開始前の円陣に参加する三笘(中)(カメラ・中島 傑)

 サッカー日本代表が2日、26年北中米W杯アジア最終予選の中国戦(5日・埼玉)、バーレーン戦(10日・バーレーン)に向け、千葉市内で始動した。過去2大会連続で黒星を喫した“鬼門”の最終予選初戦で、FW三笘薫(27)=ブライトン=はA代表で約1年ぶりとなる先発出場が有力。主軸としての自覚を胸に、これまでの代表キャリアで、不思議と苦しんできた「初戦」でチームを勝利に導くことを誓った。

 これまでの三笘とは、覚悟も自覚も大きく異なる。チームを引っ張る立場として、そして森保ジャパンの顔として、日本屈指のドリブラーは最終予選開幕を見据えた。「前回(22年カタール大会)の予選とは、自分の役割も立ち位置も違う。前回はサブだったが、今は先発として、チームを引っ張っていく立場」と力強く言い切った。

 日本代表にとって、最終予選初戦は16年9月にUAEに1―2、21年9月にオマーンに0―1と2大会連続で黒星を喫した鬼門だ。それと同時に、三笘の代表キャリアにとっても「初戦」は鬼門であり続けてきた。

 21年東京五輪で第1戦を欠場するなど、五輪世代では18年アジア大会、19年トゥーロン国際でもコンディション不良により初戦に出場できず。22年カタールW杯でも開幕直前の体調不良で出遅れ、初戦は後半途中からの出場となった。今年1~2月のアジア杯では負傷の影響により、1次リーグ3試合を全休。日の丸を背負う舞台では“途中参加”となることが大半だった。

 アジア杯以降は腰の負傷で代表に呼ばれていなかったが、日本代表戦は欠かさずにチェックしていた。「3バックへのチャレンジなど、最終予選に向けてすごくメリットが大きい試合をやっていた。そこに自分が関わることで、どれだけ変化を加えられるか」。腰のけがは癒え、今季はプレミアリーグの開幕3試合で1ゴール1アシストをマーク。「コンディションは問題ない」と万全の状態で代表に帰還した。8大会連続8度目の本大会出場を目指す最終予選に間に合わせた。

 中国戦で先発出場となれば、23年9月9日の国際親善試合ドイツ戦(4〇1)以来、約1年ぶり。「歴史を変えるとかそういうのじゃなくて、とりあえず勝ちたいです」。初戦からエンジン全開で白星発進へとけん引し、真のエースの座を確立する。(岡島 智哉)

 ◆三笘の主要国際大会「初戦」

 〈1〉21年東京五輪では負傷の影響で初戦を欠場。その後も先発はなく、3試合の途中出場に終わった。〈2〉22年カタールW杯ではチーム合流直前のクラブでの試合を発熱で欠場し、コンディションが万全でないまま開幕を迎え、初戦のドイツ戦は後半12分からの出場となった。〈3〉今年1~2月のアジア杯は負傷の影響で1次リーグ3試合を欠場。22年カタールW杯最終予選では第5戦ベトナム戦で初めてベンチ入りし、第6戦オマーン戦が最終予選初出場となった。

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