ロバーツ監督、大谷翔平はエンゼルス本拠地でも「全力を尽くしてくれる」 地区Ｖした場合の起用法も言及

◆米大リーグ　ダイヤモンドバックス―ドジャース（２日、米アリゾナ州フェニックス＝チェースフィールド）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２日（日本時間３日）、敵地・Ｄバックス戦に「１番・ＤＨ」で先発出場。試合前にはロバーツ監督が大谷の今後について言及した。

　３日（同４日）からは敵地・エンゼルス戦。昨季まで６年間在籍した古巣の本拠地で大谷は初の公式戦を迎える。３月のオープン戦でがい旋した際は特別映像と大歓声で“歓迎”を受けた。指揮官は「彼は明日は休養（笑い）」と冗談を飛ばしつつ「感情的にはなると思うけど、彼は勝利のために全力を尽くしてくれるだろう」とした。

　エ軍時代は２１、２３年に満票ＭＶＰを獲得するなど二刀流として輝かしい実績を残したが、一度もプレーオフに進出することはかなわなかった。しかし、ロバーツ監督は「チームが勝てなかったことと彼のパフォーマンスは関係ない。エンゼルスのファンは感謝とねぎらいの気持ちを持って受け入れると思う」と想像を膨らませた。

　また、今季の大谷はここまで１３４試合に出場し、リーグ５位の打率２割９分１厘、同１位の４４本塁打、同１位タイの９８打点、同２位の４３盗塁。シーズン５２本塁打、５０盗塁ペースで前人未到の「５０―５０」も現実味を帯びている。チームの３年連続地区優勝が決まった場合、ワールドシリーズ制覇に向けて大谷を休ませることはあるのか―。指揮官の答えは「多分ないと思うよ。全ては彼の体調次第だけど」。前半戦に休養のため３試合の欠場はあるが、何かしらの事情がない限りは最後まで出続けることとなりそうだ。