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【西武】岡田雅利捕手の今季限りでの引退を発表「応援ありがとうございました」

スポーツ報知 / 2024年9月3日 10時18分

岡田雅利

 西武は3日、岡田雅利捕手が今季限りで引退することを発表した。

 岡田は球団を通し「これまでの現役生活で一番思い出に残っている試合は、2020年9月8日のオリックス戦で、光成(高橋)とバッテリーを組んだ試合です。8回まで無安打で、途中ピンチもありましたが、最後は山本由伸投手に投げ勝つことができてとてもうれしかったのを覚えています。ここ数年は、リハビリ期間も長く、球団には本当に迷惑をかけてしまったと思っています。手術をして先の見えない状況から野球ができるまでの体に戻るまでサポートいただいたスタッフの皆さんにはとても感謝しています。そしてどんな時でも、ファンの皆さんの声援が僕をここまで支えてくれました。登場曲の最後に『おかだ!』と言ってもらったときの鳥肌は忘れられません。応援ありがとうございました」とコメントを寄せた。

 岡田は小学校1年で野球を始め、大阪桐蔭高、大阪ガス、西武と捕手一筋。西武入り後は炭谷、高校の後輩でもある森の存在もあって正捕手の座をつかむことはできなかったが明るい性格、投手に寄り添ったリードは欠かせない存在となっていた。

 その一方で、職業病ともいえる膝痛に悩まされ、昨年3月には左膝関節にかかる荷重位置を修正するため、球界でも例のなかった「大腿骨・脛骨骨切り術(だいたいこつ・けいこつきりじゅつ」という手術を受けた。リハビリを経て今季はファームで実戦に復帰し、22年以来の1軍昇格を目指していた。

 渡辺久信GM兼監督代行は「岡田はチームになくてはならないスーパーサブでした。けがもあって大変な時期を過ごしていましたが、ファームでも必死に練習をして、良い見本を見せてくれましたし、若い選手の相談にも乗りながら、時には厳しく助言するなど、多くの場面でライオンズにとても貢献してくれました」とねぎらった。引退試合が行われる予定。

 ◆岡田 雅利(おかだ・まさとし)1989年6月30日、奈良市生まれ。35歳。小学校1年で野球を始め、大阪桐蔭高では2年、3年のセンバツに出場。3年時には中田翔(現中日)とバッテリーを組んで8強入りした。大阪ガスを経て2013年にドラフト6位で西武入りした。173センチ、80キロ。右投右打。年俸1000万円。背番号2。

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