【阪神】“満塁男”木浪聖也、パリ五輪金メダル鏡優輝パワーで高橋宏斗から先制２点適時打

２回無死満塁、左前へ先制の２点適時打を放つ木浪聖也（カメラ・谷口　健二）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　阪神―中日（３日・甲子園）

　阪神・木浪聖也内野手が先制２点打をマークした。

　０―０の２回無死満塁。高橋宏の１５６キロ直球を左前にはじき返し、２人の走者が生還した。今季ここまで満塁時の成績は１３打数７安打の打率５割３分８厘、１３打点。昨季も１８打数８安打の打率４割４分４厘、１９打点の“満塁男”が、また力を発揮した。

　試合前には、木浪の大ファンを公言するパリ五輪レスリング女子７６キロ級金メダルの鏡優翔が、ファーストピッチセレモニーに登場。サプライズで打席に立った木浪に「木浪選手らしく、自分らしく戦っていただけたらなと思うんですけど。熱い視線を送ってエールを送ります」と言っていた金メダルリストの思いが本当にバットに宿った。