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平岡アンディが世界挑戦権を獲得 WBA世界スーパーライト級暫定王者バロッソに9回TKO勝ち

スポーツ報知 / 2024年9月3日 19時23分

9回、左フックを放つ平岡アンディ(カメラ・小林 泰斗)

◆プロボクシング▽WBA世界スーパーライト級(63・5キロ以下)挑戦者決定戦12回戦 同級6位・平岡アンディ(TKO9回2分58秒)暫定王者イスマエル・バロッソ(3日、有明アリーナ)

 WBA世界スーパーライト級6位・平岡アンディ(28)=大橋=が、24戦無敗で世界挑戦権を獲得した。WBA世界同級暫定王者イスマエル・バロッソ(41)=ベネズエラ=と正規王者ホセ・バレンズエラ(米国)への挑戦権をかけて対戦。計3度のダウンを奪い9回TKO勝ちした。

 「パスしなければいけないステージ。プレッシャーもあったが、勝つことは確信していた。パワーのある相手でしたが、作戦通りにできた」と、完璧な勝利を振り返った。平岡の戦績は24勝(19KO)、バロッソは25勝(23KO)5敗2分け。

 開始から41歳の暫定王者をスピードで圧倒した。序盤は右ジャブを確実にヒットして相手の出方を伺う。6回に右フックで初のダウンを奪う。そして9回。トレーナーを務める父ジャスティスさん(61)から「ここで行け」とゴーサインが出る。左ストレートで2度目、そしてフィニッシュは左ストレートからの右アッパー。バロッソが棄権を申し出る圧勝で正規王者バレンズエラ(米国)への挑戦権を手にした。

 昨年12月のセバスチャン・ディアス(メキシコ)戦(5回TKO勝ち)を終えると本格的に世界挑戦の準備に入った。だが、スーパーライト級(63・5キロ以下)はアジアよりも欧米、中南米が主体のクラス。選手層も厚く挑戦の交渉は難航した。そんな中、舞い込んだ挑戦者決定戦という千載一遇のチャンス。逃すわけにはいかなかった。

 「やっとこのステージにこれた。この先を考えるとワクワクしている。バレンズエラ待ってろよ」と正規王者の名を挙げ目を輝かせる。10歳の頃、TBS系バラエティー番組「さんまのSUPERからくりTV」で気弱なボクシング少年と人気を博したアンディ。あれから18年。一流ボクサーとなり世界のリングに立つ。

 ◆平岡アンディ(ひらおか・あんでぃ)1996年8月8日、横浜市生まれ。28歳。4歳からボクシングを始めた。2013年12月にプロデビュー。14年東日本ライト級新人王。17年にスーパーライト級の初代日本ユース王座獲得。19年11月に米ラスベガス・デビュー。21年10月に日本&WBOアジアパシフィック同級王座獲得(日本は2度、WBOアジアPは4度防衛後に返上)。子供の頃にTBS系「さんまのSUPERからくりTV」に“泣き虫アンディ君”として人気を博した。身長182センチの左ボクサーファイター。

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