メイプル超合金・安藤なつ、介護に対する認識に思い「家族が絶対介護しなきゃいけないってことはない」

トークショーを行った安藤なつ

　お笑いコンビ「メイプル超合金」の安藤なつが３日、都内で「知っトク介護　弱った親と自分を守るお金とおトクなサービス超入門　第２版」（ＫＡＤＯＫＡＷＡ刊）発売記念トークショーに出席した。

　本書は安藤と、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子氏の共著で、介護に関する実用情報をつづっている。

　安藤はヘルパー２級（介護職員初任者研修）を持ち、２３年には介護福祉士の国家試験にも合格。ボランティアも含めると約２０年、介護職に携わってきたことから「介護は家族でと考える人も多いと思いますが、親子の距離感だからこそ難しいこともあると思います。頼れるところを頼っちゃおうという感覚で、第三者の手を借りるデイサービスなどを生活の一部として利用して欲しい」と呼びかけた。

　トークショーでは、サービス利用などで介護費用もかかる現実も話題に。安藤は「いきなり親に『いくら貯金あるの？』って聞きづらい。『いよいよ遺産狙ってきたな』とか思われますよ（苦笑い）」とぶっちゃけ、「絶対介護しなきゃいけないってことはない。本当にどうしたいか、ということだと思う。無理なく人に頼ることもできるんだよってことを知っていただければうれしいです」と話した。