1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

「走攻守」に1つ足した「4拍子」巨人・浅野翔吾の理想の選手像 進化の陰には大先輩モデルのスパイク

スポーツ報知 / 2024年9月4日 5時10分

1回2死二塁、サンタナの右飛をスライディングしながら好捕した浅野翔吾(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人3―4ヤクルト=延長10回=(3日・京セラドーム大阪)

 走攻守で躍動感があふれた。巨人・浅野翔吾外野手(19)がG党からの歓声を浴び続けた。両チーム無得点の初回2死二塁。右翼の背番号51は、サンタナが放った右翼へのライナー性の打球に反応した。猛然とダッシュしながら、地面すれすれでスライディングキャッチ。勢いそのままに一回転しても白球は離さなかった。失点を防ぐファインプレー。ベンチの阿部監督も拍手を送る好守でチームを救った。

 “劇場”は続く。初回1死でヤフーレの150キロツーシームをたたきつけ、遊撃内野安打。2試合ぶりにHランプをともした。3回1死では冷静に球を見極め、四球で出塁すると、岡本和の打席での3球目だ。思い切りのいいスタートを切ると、捕手・中村が二塁送球を諦める完璧な二盗。プロ初盗塁で好機を演出した。

 目指している選手像を体現した。「走攻守と声の4拍子そろった選手になりたい」。常々、口にしてきた目標だ。守備や走塁も重視して鍛錬。試合前練習では亀井外野守備兼走塁コーチからマンツーマンで指導を受けることもある。プロ初出場だった昨年7月8日のDeNA戦(東京D)の守備ではスパイクが人工芝に引っかかって転倒した苦い経験もあったが、1年の時を経て進化。同じ外野手の長野モデルのスパイクを愛用しながら輝いている。

 闘志を前面に出すプレースタイルで新風を吹かせている19歳。「走攻守しっかりアピールしていきたい」。伸び盛りの背番号51は、今やチームに欠かせない存在だ。(宮内 孝太)

 ◆浅野ハッスルメモ

 ▽本拠1号がプロ初満塁弾(8月14日、阪神戦=東京D) 今季初安打が衝撃のV満塁弾に。「やってきたことが1軍で通用すると今日、分かった」

 ▽プロ初の2番抜てきでV弾&4安打(同24日、中日戦=東京D) 初回に先制の一発を放つと止まらず球団の10代では坂本以来の4安打。「アピールしていったらチームの勝利につながる」

 ▽プロ初死球の翌日に痛快弾(同28日、ヤクルト戦=神宮) 前日27日の同戦で左腕に死球を受けるなど無安打。リベンジに燃える翌日に3号2ランを放った。「絶対に試合に出るつもりでした」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください