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大谷翔平 移籍後初月間MVP受賞ならず 12本塁打&15盗塁はMLBトップも打率はリーグ50位

スポーツ報知 / 2024年9月4日 3時40分

 米大リーグ機構(MLB)は3日(日本時間4日)、8月度の月間MVPを発表し、ドジャース・大谷翔平投手(30)は選出されなかった。昨年7月以来で移籍後初となる受賞はならなかった。

 大谷は8月、全27試合に「1番・指名打者」でスタメン出場。115打数27安打で月間打率はリーグ50位の2割3分5厘だったが、12本塁打はジャッジ(ヤンキース)と並んでMLB全体の最多タイで、15盗塁は同単独最多だった。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、本塁打数と盗塁数がともにMLB全体のトップになるのは、1967年4月のL・ブロック(カージナルス)以来57年ぶりの快挙だった。

 さらに8月23日(同24日)の本拠地・レイズ戦では、二盗を決めて自身初の40盗塁をマークすると、同点の9回2死満塁でサヨナラ満塁本塁打となる40号を放ち、史上6人目となる40本塁打&40盗塁の「40―40」をマーク。30日(同31日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦でも本塁打と盗塁を決め、メジャー史上初となる「43―43」を達成した。

 今季はここまで2日(同5日)終了時点で44本塁打がリーグトップ。98打点と46盗塁が同2位、打率2割9分2厘が同5位だ。前人未到の「50―50」、リーグをまたいでの2年連続本塁打王、日本人初の三冠王、トリプルスリーを視界に捉えており、月間MVPの受賞はないが、シーズンMVPの有力候補筆頭に名前が挙がっている。

 これまでの6年間はプレーオフ争いとは無縁だったが、ドジャースはナ・リーグ西地区首位を独走しており、プレーオフ初出場に前進している。2日(同3日)には「9月でこれだけいい位置にいることは自分はなかったので、もちろん特別」と話していた大谷。9月も大谷から目を話せない戦いが続きそうだ。

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