1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

柴田勝頼、TAKAYAMANIAメインで鈴木みのる撃破 日本マット復帰白星に絶叫「ありがとう!」

スポーツ報知 / 2024年9月3日 22時6分

鈴木みのる(手前)にPKを決める柴田勝頼(カメラ・今成 良輔)

◆「TAKAYAMANIA EMPIRE3」大会 ▽メインイベント30分1本勝負 〇柴田勝頼(27分18秒 PK→片エビ固め)鈴木みのる●(3日、東京・後楽園ホール、観衆1701人)

 頸髄(けいずい)完全損傷の大ケガとの不屈の闘いを続けているプロレスラー・高山善廣(57)支援を目的とした大会が行われ、メインイベントで高山の盟友・鈴木みのる(56)と柴田勝頼(44)が激突した。

 高山は2017年5月4日のDDT大阪・豊中大会でのリング上の事故で負った負傷のリハビリ中で「TAKAYAMANIA」の開催は2019年8月26日の「EMPIRE2」以来5年ぶりとなった。

 柴田はエキシビジョンマッチ以外では、2017年、新日本プロレス両国国技館大会でのオカダ・カズチカ戦のリング上で負った頭部硬膜下血腫の大ケガ以来初の日本マットでの試合となった。

 おなじみの黒のショートパンツに真っ赤なタオルを首に巻いてリングインの柴田は渡された花束を観客席に投げ入れて見せた。

 互いに「来いよ!」と絶叫すると胸を突き出し合って、逆水平チョップの打ち合いに。全く譲らない2人は場外でもチョップ合戦。2階席に駆け上がって、そこでもチョップ合戦。なんと、20分以上、互いに200発以上のチョップを叩き込み、受け合った。

 解説席の小橋建太さんの重いチョップまでたたき込まれ、悶絶した2人。汗まみれ、胸が真っ赤に腫れ上がった状態でリングに戻ると、今度は顔面へのキック合戦に。鈴木がチョークスリーパーであと一歩まで追い詰めたが、とどめのゴッチ式パイルドライバーだけはかわした柴田。最後は強烈なPKを3連発。完全KOし、日本マット復帰後の初白星を飾った。

 リング上で鈴木と互いに座礼し、健闘をたたえ合った後、マイクを持ち、超満員の観客に「ありがとう!」と絶叫。「本日はご来場いただき、誠にありがとうございました。スタッフ、レスラー、関係者の皆様で高山さんのために何ができるか協議します。鈴木さんが締めると思うので、よろしくお願いします。以上!」とマイクを鈴木に渡した。

 引き継いだ鈴木は「俺が言おうと思ったことを全部、こいつが言いやがった」と苦笑しながらも満場の「みのる」コールに包まれ、「高山のためにたくさんのオカネをつぎ込んでくれて、みんなを代表してお礼を言います。ありがとうございました!」と叫んだ。

 そして、「帝王」高山が車イスでリング上に上がると、涙を浮かべて抱き合った柴田。自らも復活した男は「ありがとうございました」と、つぶやいて、聖地を後にした。(中村 健吾)

◆TAKAYAMANIA3」全成績

 ▽ハードヒットvsハードコアマッチ30分1本勝負

 〇鈴木秀樹、葛西純(9分50秒 ダブルアームスープレックス↓片エビ固め)佐藤光留、植木嵩行●

 ▽帝王降臨30分1本勝負

〇里村明衣子(7分56秒 スコーピオ・ライジング↓片エビ固め)シン・広田さくら改めシン・髙山善廣●

 ▽チーム300キロ対決30分1本勝負

 〇秋山準、石川修司、松本浩代(17分52秒 片エビ固め)井上雅央、橋本千紘、優宇●

 ▽セミファイナル・タッグマッチ30分1本勝負

 〇丸藤正道、男色ディーノ(10分52秒 リップクロス↓レフェリーストップ)浜亮太、菊タロー●

 ▽メインイベント30分1本勝負

 〇柴田勝頼(27分18秒 PK↓片エビ固め)鈴木みのる●

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください