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「長く試合をしていれば、こういう試合もある」井上尚弥、挑戦者が腰痛め試合続行不能で防衛

スポーツ報知 / 2024年9月3日 22時15分

防衛に成功した井上尚弥(カメラ・小林 泰斗)

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ○統一王者・井上尚弥(TKO7回16秒)WBO同級2位TJ・ドヘニー(3日、東京・有明アリーナ)

 世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、7回TKO勝ちで、WBO同級2位TJ・ドヘニー(アイルランド)の挑戦を退けた。WBC、WBOは3度目、WBA、IBFは2度目の防衛に成功した。リング上のインタビューでは「また12月、楽しみにしてください」と、年内にもう一戦行うことを予告した。

 パワーが武器で前日計量から11キロも体重を増やした相手に対し「丁寧にボクシングを組み立てる」ことがこの日のテーマだった。序盤は探り合いで6回に連打を浴びせて体力を削り、攻勢をかけようとした7回にドヘニーが腰を痛めて試合続行不可能になった。井上自身も「内容、結果通して、皆さんの満足いくような、期待していた試合内容ではなかったと思いますが、長く試合をしていれば、こういう試合もあるという事で、また次に期待していただきたいなと思います」と話した。

 トップランク社のボブ・アラム氏は「今回年内にもう1試合、ここ東京で試合をして、来年にはラスベガスで大きな大きなイベントを開催したいと思っています」とビッグマッチを予告。「まだまだ自分としては完成していない。もっともっと上を目指して頑張っていきたい」というモンスターは、さらに大きくなっていく。

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