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山本由伸2度目マイナー登板 次回メジャー復帰へ初回いきなり2失点、最速155キロも

スポーツ報知 / 2024年9月4日 9時20分

◆米マイナー3A オクラホマシティー―シュガーランド(3日、米オクラホマ州オクラホマシティー=チカソーブリックタウンボールパーク)

 右肩腱(けん)板損傷のため60日間の負傷者リスト(IL)に入っているドジャース・山本由伸投手(26)が3日(日本時間4日)、傘下マイナー3Aのオクラホマシティーで本拠地・シュガーランド戦に先発し、初回にいきなり2安打を浴びるなど2失点した。

 マイナーでは、中5日で2度目の登板。背番号「99」の白のユニホームでマウンドに上がった初回は、先頭打者を2球で追い込んだが、4球連続四球で出塁を許した。それでもいきなり前回登板の最速を上回る96・2マイル(約154・8キロ)を計測。続く昨年エンゼルスで大谷と同僚だったキャベージには右翼線への二塁打を浴びて無死二、三塁のピンチを迎えた。すると続く打者に中犠飛を許して先取点を献上。さらに1死三塁で内野は前進守備をせず、4番打者の遊ゴロでもう1点を失ってリードを2点に広げられた。続く打者にも中前安打を浴びたが、2死一塁で最後はカーブで見逃し三振を奪った。

 メジャー1年目の山本は、開幕から先発ローテを守ってきたが、6月15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦で2回28球で緊急降板。右肩腱板損傷と診断されてIL入りして離脱し、実戦登板から離れていた。

 8月28日(同29日)に傘下マイナー3Aで、74日ぶりに対外試合に復帰。オクラホマシティーの敵地・ラウンドロック戦で先発し、予定通りの2回で31球を投げて、1安打1失点、2奪三振で、最速は95・7マイル(約154・0キロ)を計測するなど、順調に復帰初登板を終えた。

 試合後には「問題なく2イニングを投げられたことがよかった。2イニング目の方が感覚がよくなったり、実戦の中で得られるものがたくさんあった」とうなずきながら、「対バッターの感覚をもう少しよくしていけたらなと思います」と課題も口にしていた。

 ロバーツ監督は、この試合で3イニングを投げる予定だと明かしており、順調にステップを踏んだ場合、次回はメジャーのマウンドになる可能性が高いと説明しており、事実上の“最終チェック”となりそうだ。

 メジャーでは14試合に先発して、6勝2敗、防御率2・92。ドジャース先発陣はグラスノー、カーショーがIL入りしており、厳しい台所事情になっている。山本にはプレーオフへ向けて救世主となる活躍が期待されている。

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