中村獅童が南座九月花形歌舞伎「あらしのよるに」公演初日を迎え「心温まる作品に」と自信

九月花形歌舞伎「あらしのよるに」初日を迎え、京都・南座前であいさつする中村獅童（カメラ・古田　尚）

　歌舞伎俳優の中村獅童が４日、京都・南座で九月花形歌舞伎「あらしのよるに」の初日劇場前あいさつに登場した。

　館前には朝早くから大勢の歌舞伎ファンが集結。オオカミのがぶを演じる獅童は「２０１５年に南座で上演し、約９年ぶりの南座での公演となります。心温まる作品になっていると思いますので、ぜひ皆様、劇場の方に足をお運びください。よろしくお願いいたします」とあいさつ。大きな拍手を浴びた。また、ヤギのめいを演じる中村壱太郎は今作に初参加。「原作の本を読んで、本当に心温まる物語でした。友達や信じる力というその思いを全力で表していきたいと思いますので、精一杯千秋楽まで演じてまいります」と決意を語った。

　公演は２６日まで、同所で上演される。