河原田菜々騎手ら３人が滋賀県警の特殊詐欺撲滅対策官に 「詐欺に対する意識を持っていただけたら」

滋賀県警草津署の特殊詐欺撲滅対策官に任命された（左から）団野大成騎手、小沢大仁騎手、河原田菜々騎手（カメラ・山下　優）

　団野大成騎手（２４）＝栗東・斉藤崇史厩舎＝、小沢大仁騎手（２１）＝栗東・フリー＝、河原田菜々騎手（１９）＝栗東・渡辺薫彦厩舎＝の３人が、滋賀県警草津警察署（滋賀県草津市）の「特殊詐欺撲滅対策官」に任命され、９月４日、草津署で任命式が行われた。

　警察官の制服に着替え、四谷尚佳・草津署長から任命書を交付された３人は、市内の滋賀銀行草津支店に移動し、各騎手の音声を録音して作った「詐欺被害防止のための音声装置」を銀行内に設置した。

　詐欺被害額は年々増えており、その手口も巧妙化してきている。この音声装置を草津市内、栗東市内の７０の金融機関に設置し、振り込み詐欺などの犯罪防止に役立てる。また、「私たち、馬に乗ってもウマい話にはのりません！！」と書かれた啓発ポスターも作成した。

　各騎手のコメントは次の通り。

　団野大成騎手「貴重な体験をさせてもらいました。（警察の）制服を着る機会もないですし。うまい話には乗らないように気をつけたいです」

　小沢大仁騎手「身近にもこういった詐欺はあると思いますし、僕自身も気をつけていかないと、と改めて思いました。すごく新鮮でしたし、このメッセージが届いてもらえたらうれしいです」

　河原田菜々騎手「身近に詐欺にあった人を知っています。今回任命していただきましたが、ポスターなどをみて、皆さんも詐欺に対する意識を持っていただけたらと思います」