【大学野球】甲南大の最速１４９キロ右腕・岡本駿がリーグ戦へ決意「全勝したい」 今秋ドラフト“隠し玉”

リーグ戦に向けて意気込む甲南大・岡本駿(カメラ・南部　俊太)

　甲南大の最速１４９キロ右腕・岡本駿（４年）が４日、神戸市東灘区の同大学グラウンドで行われた全体練習に参加した。７日から始まる自身ラストとなるリーグ戦に向けて、「（先発登板する試合は）全勝したい」と目標設定。そのうえで「とりあえずチームの勝利を目指して投げたい」と力を込めた。

　今春リーグ戦では、開幕戦（関西国際大戦）で６安打５奪三振１四球完封。８球団のＮＰＢスカウトから、ひそかに注目される存在となった。だが、その後に腰痛を発症。復帰は７月末にまで、ずれ込んだ。それでも、「もう腰は全く不安がない」と完治を強調。３日のオープン戦（関大戦）では１４６キロをマークするなど、順調な回復ぶりを見せる。

　「みんなで力を合わせて、神宮に行けるようにしたい」と岡本。兵庫での一人暮らしも４年目を迎える、１０月２４日ドラフト会議の“隠し玉”は「もうほんまに自分が連れて行くって気持ちで。自分は勝たないけん」と意気込んだ。