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井上尚弥、次戦はXmasイブVSグッドマンが濃厚もアフマダリエフが横やり「準備はできている」

スポーツ報知 / 2024年9月5日 5時0分

スポーツ報知を手にポーズを決める井上尚弥(カメラ・佐々木 清勝)

 プロボクシングの世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(31)=大橋=が王座防衛から一夜明けた4日、横浜市内の大橋ジムで会見を行った。日本人単独最多の世界戦23勝目を挙げ、注目される次戦は、都内でクリスマスイブの12月24日が濃厚であることが判明。最有力候補の挑戦者に19戦全勝(8KO)のサム・グッドマン(25)=オーストラリア=が浮上する中、対戦希望が殺到する“行列のできるモンスター王者”は「どっちみちやるんで心配しないでください」とメッセージを送った。

 傷のないきれいな顔で現れた尚弥は「ダメージはない」と前夜の防衛戦を振り返った。挑戦者のTJ・ドヘニー(37)=アイルランド=との防衛戦は相手の負傷による7回TKO勝ち。「少し不完全燃焼で終わってしまった」とモヤモヤが残っていたが、一夜明けると次戦は早くも動き出した。

 この日、複数の海外メディアから12月24日に行われると報じられ、所属ジムの大橋秀行会長(59)は「そうなんでしょうね」と苦笑いしつつ認めた。尚弥も「短いスパンでやれるということなんでね。気持ちを切らさずに、12月の試合に向けて気持ちを高めていきたい」。近年はコロナ禍もあり、年1試合か2試合だったが、スーパーフライ級時代の17年以来、7年ぶりに年3試合を行うことになる。

 次戦相手の最有力はIBF、WBO1位のグッドマンだが、候補の1人、WBA1位のアフマダリエフが横やりを入れた。この日、プロモートするマッチルームのSNS動画で「準備はできている。米国でも日本でも、いつでも、どこでも戦う」と早期対戦を訴えた。アフマダリエフは5月にWBAから9月までの指名試合を指令されたが、尚弥陣営はアフマダリエフ戦の試合実施期限が来年6月まであったこともあり、交渉が進んでいたドヘニーとの対戦を選択した。

 尚弥の世界戦を共同プロモートする「トップランク社」のボブ・アラムCEO(92)は「来年は(米国)ラスベガスで大きなイベントを開催したい」と発言しており、グッドマンを退けた後に、アフマダリエフを相手に4年ぶりに米国に再上陸しリングに上がる可能性が高そうだ。

 対戦希望者に囲まれ、当事者の尚弥は「どのみち、どっちともやるんで心配しないでください。次、アフマダリエフになろうが、グッドマンになろうが、いずれやるんで」と両者ともに挑戦を受ける意思を見せた。

 攻撃的に戦うと予想されたドヘニーが守備的だったため「ボクシングって、相手あってこそ、盛り上がりがあるかないかのスポーツ。相手が塩(試合)に徹したら、そりゃそう(つまらなく)なります」。不満を口にしたモンスターが望むのは強い敵だけだ。(戸田 幸治)

 〇…尚弥は2週間ほど休み、10月13日に堤聖也(28)=角海老宝石=との3度目の防衛戦に臨むWBA世界バンタム級王者の弟・拓真(28)=大橋=の援護に回る。仮想・堤としてスパーリングパートナーを務める予定。WBC世界同級王者・中谷潤人(26)=M・T=との対戦を望む声も高まっているが「そこ(拓真)の壁はでかいんじゃないですか。結構、くせ者ですよ」と弟との統一戦に勝ってこそ、自分への挑戦権が得られると示唆した。

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