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鬼門突破へ森保一監督「最善の準備」7か月ぶり代表復帰の三笘薫&伊東純也 W先発でサイドから中国制圧

スポーツ報知 / 2024年9月5日 5時0分

埼玉スタジアム2002で行われた公式練習で、ピッチ上を一人静かに歩く森保監督(カメラ・中島 傑)

 サッカー日本代表の8大会連続出場をかけた2026年北中米W杯アジア最終予選は、5日の中国戦(埼玉)で幕を開ける。4日は試合会場の埼玉スタジアムで前日練習が行われ、来年6月までの長い戦いに向け、MF久保建英(23)=Rソシエダード=が中心選手となりチームをけん引すると宣言した。最終予選の初戦は直近2大会で2連敗中。指揮官として2大会目のW杯に向け、鬼門突破を目指す森保一監督(56)のメンバー起用を星野浩司記者が「占う」。

 森保監督の言葉に力がこもった。日本が2大会連続で初戦を落としている最終予選。格下ながら帰化選手もいる中国を「非常に力を持っている」と警戒しつつ、「アジア予選を確実に突破できるように一戦一戦、最善の準備をして全力を尽くす」と意気込んだ。自身が率いた21年9月にオマーンに敗れた初戦から1勝2敗。解任論が出るなど苦境に立たされただけに、三度目の正直で勝利をつかむ覚悟がにじんだ。

 ただ、不安要素は尽きない。カタールW杯最終予選に向かっていた3年前は、初戦直前に南野、板倉が負傷し、冨安と守田は移籍の影響で不在。今回も主軸の冨安、伊藤をけがで欠き、主将の遠藤は監督が交代したリバプールで出場時間は少ない状況にある。前回に味わった不測の事態に備え、今回、森保監督はベンチ入りより4人多い27人を招集し、DF陣2人を初選出。一方でMF、FW陣は常連メンバーをそろえた。

 その象徴が、ともに7か月ぶりに代表復帰した三笘と伊東だ。日本屈指のドリブル突破力を誇る2人を指揮官は「2人は日本の大きな武器。得点に絡む、献身的に攻撃も守備もハードワークできる」。同時先発なら昨年9月の親善試合、ドイツ戦(4〇1)以来。前回の最終予選で伊東は4戦連発、三笘は敵地・オーストラリア戦でW杯出場を決める2得点。復帰戦のダブル先発に慎重な見方もあるが、個人技にたけ、いるだけで「戦術」と化す2人とあり、森保監督の理想が結実する起用を推す。

 布陣は攻撃的な3バックが有力だ。6月のミャンマー戦、シリア戦で試し「かなり感触が良かった」と遠藤。センターバック3人で守備を安定させ、ウィングバックの三笘と伊東が高い位置を取れば前線3人と合わせて5トップ気味に攻撃が可能。自陣で引いて守備を固める可能性が高い中国をサイド攻撃を中心に圧倒する。

 今回、欧州組の多くはチャーター機で帰国して状態は良好。森保監督は代表、欧州経験が豊富な元日本代表主将の長谷部誠氏を新コーチに招くなど、準備にぬかりはない。一切の油断を排除し、鬼門を突破する。(星野 浩司)

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