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客席から「MVPコール」も 大谷翔平、古巣ファンへメッセージ エンゼルス本拠でスタンディングオベーション

スポーツ報知 / 2024年9月5日 5時0分

◆米大リーグ エンゼルス2―6ドジャース=延長10回=(3日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、敵地・エンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場。昨季まで6年間を過ごした古巣のホームに3月のオープン戦以来、公式戦で初凱旋し、異例の歓迎に応える“御礼”適時三塁打で21年の自己最多100打点に1と迫る99打点目をマーク。「感謝しかない」と力をもらい、新たなチームで史上初の「50―50」、そして悲願のワールドシリーズ制覇を狙う。

 ユニホームの色は関係なかった。エンゼルスタジアムの真っさらの打席に大谷が向かうと、青(ドジャース)のファンも、赤(エンゼルス)のファンも、続々と立ち上がった。初回先頭。球場内の巨大モニターには「Welcome Back」の文字が躍った。同時にエ軍は公式SNSで特別動画を公開。敵に変わっても愛されていた。

 「アナハイムのファンの人たちの前でプレーできたというのが一番で、感謝しかない。自分にとって大きなことだったと思います」

 初回こそ一ゴロに倒れたが、見せ場は1点を追う3回1死一塁だった。2試合ぶりの安打は昨季までの同僚・デトマーズからの適時三塁打。右翼線で打球が弾むと、割れんばかりの歓声が起きた。21年の自己最多100打点に1と迫る99打点目。大谷が三塁でレンドンとハグする間に客席からは「MVPコール」が発生した。同じロサンゼルスが拠点のドジャースファンが大半だったとはいえ、大谷が申告敬遠された延長10回には大ブーイングと、敵地とは思えない光景だった。

 運命に導かれた。昨年9月3日は大谷がエンゼルスの一員として出場した最後の日だった。同4日の試合前練習で右脇腹を痛め、その後は出場することなく右肘手術を決行した。あれからちょうど1年。エンゼルスタジアムは今季4度目の満員となり「エンゼルスファンの人たちには本当に感謝しかない」と“青い大谷”は同じフレーズを繰り返し、頭を下げた。

 本塁打と盗塁はなかったが、依然として年間51発、53盗塁ペース。前人未到の「50―50」は射程圏内だ。エ軍の6年間では味わえなかった優勝争いも佳境。ドジャースは地区優勝マジック「18」、プレーオフ進出マジック「14」とした。「(レギュラーシーズン)最後の月ですし、みんなで力を振り絞って頑張りたい」と大谷。もらった感動を世界一への原動力にする。(中村 晃大)

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