【中日】１９４２年以来の同一シーズン甲子園９連敗…相手本拠地での年間未勝利までいよいよあと１戦

７回、選手交代を告げる中日・立浪監督（カメラ・谷口　健二）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　阪神９―４中日（４日・甲子園）

　中日が阪神に連敗を許し、借金は今季ワーストの１４となった。甲子園では今季、１分けを挟み開幕から９連敗となった。

　初回に幸先良く２点を先制した直後、先発・小笠原が１番・近本から６連打を浴びた。６番・井上に２号２ランを運ばれるなど、６失点。いきなりの大量失点で逆転され、厳しい立ち上がりとなった。

　小笠原は２回以降は無失点で抑えるも、５回から登板した岩崎が２失点。６点を追いかける展開となった打線は、６回に細川の１８号ソロなどで２点を返したが、直後にも祖父江が１点を奪われ計９失点。打線も４投手のリレーの前に６回以降は得点できず、敗戦した。

　先発・小笠原はリーグワーストの１０敗目。チームは今季、甲子園の阪神戦で０勝９敗１分けとなり、５日の甲子園最終戦で敗北すれば、１２年のＤｅＮＡ以来（東京ドームで９敗１分け）のシーズンを通じた相手本拠地での未勝利となる。