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乃木坂46、夏恒例の神宮公演開催「この景色を見て頑張ってきて良かったなと」グループ名にちなんで460発の花火も

スポーツ報知 / 2024年9月5日 0時0分

「真夏の全国ツアー」最終公演を行った(最前列左から)五百城茉央、久保史緒里、梅澤美波、(後列同)中西アルノ、小川彩、井上和、池田瑛紗、川崎桜(C)鈴木健太(KENTA lnc.)

 乃木坂46が4日、東京・明治神宮野球場で「真夏の全国ツアー」最終公演を迎えた。7月から大阪、愛知、東京の3都市を巡り、7公演で26万5000人を動員した。

 前日まで会場を覆った分厚い雲は一つもない。澄み渡る夜空の下、井上和(なぎ)は涙を流しながらあふれる思いを口にした。「去年よりも成長した姿を皆さんにお届けしなきゃいけないと思っていました」。昨年の神宮公演に続き、自身2度目となるセンター。プレッシャーのあまり「自分がダメになってしまうような気がしていた」と漏らしたが、「この景色を見て、頑張ってきて良かったなと思いました」と客席をかみ締めるように見渡した。

 神宮はコロナ禍の2年を除き2014年から毎夏ライブを行ってきたグループにとっての“聖地”。同所でのライブを初めて開催してから10年を迎えた今回は、最新曲「チートデイ」などメドレー含む全34曲をパフォーマンスした。

 ファンが握りしめるペンライトが一面に光り輝く景色を前に、池田瑛紗(てれさ)は「幸せな気持ちでいっぱいです」としみじみ。この日がグループに加入してから丸8年となったキャプテン・梅澤美波は「皆さんにたくさんのすてきな景色を見せていきたいです」と誓った。

 井上も最後は涙をぬぐい、晴れやかな表情で言い切った。「1人だとすごくつらいし、孤独だし、苦しいこともたくさんあるけど、皆さんと一緒ならどこへだって行ける気がします」。グループ名にちなんで460発の花火が打ち上げられる中、「誰かの肩」を堂々と歌い上げた。「今年の夏、最高に楽しかったし、最高にキラキラしてました」。一生忘れることのない思い出を胸に刻み、今年の夏を締めくくった。(松下 大樹)

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