【巨人】桑田２軍監督が堀田賢慎に求めた「最悪を回避していくための準備」…２軍ロッテ戦

２回を三者凡退に抑え、ベンチに戻る堀田賢慎（カメラ・宮崎　亮太）

◆イースタン・リーグ　巨人１―４ロッテ（４日・ジャイアンツ球場）

　巨人の堀田賢慎投手が、イースタン・ロッテ戦に先発。５回５安打２失点、６奪三振で最速は１５２キロをマークした。初回にわずか９球で先取点を失うなど２失点。それでも２、４、５回は３者凡退に仕留めるなど立ち直った。特に４回は愛斗、大下、池田に対して１イニング３者連続３球三振の「イマキュレートイニング」を達成した。

　６月中旬にファーム合流後、久保巡回投手コーチから「体を縦に使いなさい」と指摘を受けた。体が横振りになることで失われた角度を取り戻すため、坂道を使った投球などを行って上からたたき付ける意識を染み込ませてきた効果は徐々に結果に結び付いてきた。

　試合後、桑田２軍監督は「立ち上がりはどのピッチャーも難しいし、何年やっても難しい。毎回、立ち上がりが苦しい感じなので、最悪を回避していくための準備をしていかないと」と指摘。初回のマウンドに上がる前の取り組みを見直し、工夫を重ねることを求めつつ「尻上がりに調子は良くなってきて、いいボールもたくさん出てきた。また次の登板に期待したい」と語った。