【日本ハム】３点追う９回に一挙６点 大逆転勝ちに新庄剛志監督「どうですか、この感動を与えるチーム」

試合後、ファンの声援にこたえる新庄剛志監督（カメラ・岩田　大補）

◆パ・リーグ　日本ハム８―５ソフトバンク（４日・ペイペイドーム）

　日本ハムは３点を追う９回、先頭の松本剛が四球で出塁。代わった大山に、マルティネスは打ち取られたが、代打・浅間、田宮、石井の３連打で１点差に迫り、なおも１死一、三塁から、万波の遊ゴロの間に同点に追いついた。

　さらに２死二塁で、打席には水谷。この打席の前までソフトバンク戦は４３打数６安打、打率１割４分と相性が悪かったが、代わった岩井から勝ち越しの左前適時打。さらに続く清宮が、右越え１１号２ランを放ちとどめを刺した。

　一挙６点の猛攻で逆転勝ちを収め、ボールを手に報道陣の前に現れた新庄監督は「どうですか、この感動を与えるチーム。最後まで諦めない。かっこよかったね。いやあ、びっくりした。このボール、途中から胃がおかしくなって。ツボ（笑い）。でもこれ持ち初めて逆転し始めたから、大事にとっとこうかなと。８回くらいから」と笑った。

　さらに、古巣との相性が悪かった水谷については「打ったね。最後の最後まで水谷くん打ちそうだから、（スタメンで）使おうかなと思っても、今日ほんと大事な試合になるから。ちょっと水谷くんがソフトバンクにね、打てないっていうところで、今日は途中から行こうって決めてて。で、郡司くんがね、２個エラーしたんで、そこにはめ込んで。よしこれ何か起こるかなと思って。（９回に）水谷くん回ってきて、ここでつかむんだって。打ってくれたんで、うれしった」と話していた。