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白毛一族からスター候補が8日の中山でデビュー 母・ユキチャンの鹿毛馬に武井調教師「体力がある」

スポーツ報知 / 2024年9月6日 6時0分

白毛一族でも鹿毛のフォンデネージュ

 歴史を塗り替えてきた一族が新たなスター候補を送り出す。ドレフォン産駒のフォンデネージュ(牝、美浦・武井厩舎)は、8日の中山3R(ダート1800メートル)でデビュー予定。母ユキチャンは08年の関東オークスで白毛馬初の重賞制覇を達成し、いとこのソダシはG1・3勝を挙げたスターホース、半兄アマンテビアンコは今年の羽田盃でJpn1を制覇と、白毛の活躍馬がズラリの良血だ。当馬は鹿毛に生まれたが、めいで鹿毛のメイケイエールが重賞6勝を挙げており同様の活躍に期待がかかる。美浦・Wコースでは4日に5ハロン70秒5―12秒9とまずまずの時計を馬なりでマーク。武井調教師は「新馬にしては体力がある」と、一定の評価を与えた。

 一方で、「切れる脚がないのがどうかな…」と、課題も口にする。確かに調教ではしまいに重さがあり、伸びあぐねている印象を受けなくもない。それでもトレーナーは「アマンテビアンコも同じように調教は動かない馬だからね」と、不安を一蹴。「(アマンテビアンコの)デビュー戦がうちのハビレと一緒で、追い切りを見たときに『これは勝てそうだな』と思ったんだけど、レースではやられた。同じようにこの馬も実戦で動くタイプならいいね」と、前を向き直した。偉大な血脈に名を刻むべく、まずは初勝利を狙う。(角田 晨)

<ソダシの弟はダートで初陣>

 ソダシの弟になるエスタアは、父にモーリスを迎えた黒鹿毛の牡馬。このきょうだいでは初のダートからとなる初陣を7日の中京4R(1800メートル)で迎える。「走りなどを見てもダートっぽいかな。ソダシは別格だからね。長く息を使えそうなタイプです」と須貝調教師は特徴を説明する。

 厩舎の看板馬だったアイドルの弟。じっくり丁寧に育ててきた。ゲート試験合格後の放牧から7月23日に戻り、実に1か月半にも及ぶ乗り込み。1週前には栗東・CWコースで7ハロン96秒4―12秒2をマークした。「まだまだお子様な感じもあるけど、しばらく乗っているから。ダートなら初戦から」とトレーナー。今週復帰するママコチャの弟でもある良血が砂上で高い能力を発揮する。

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