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元代表主将の長谷部誠コーチ 蜜月の長友との掛け合いで“つなぎ役”を完遂 自らの経験を「チームのために還元」

スポーツ報知 / 2024年9月6日 5時20分

ウォーミングアップするイレブンを見つめる長谷部コーチ(カメラ・今成 良輔)

◆北中米W杯アジア最終予選 第1戦 日本7―0中国(5日・埼玉スタジアム)

 最終予選に臨む森保ジャパンの“サプライズ”補強は、元日本代表主将MF長谷部誠氏(40)の新コーチ就任だった。中国戦では試合前練習で選手に声をかけ、開始後はスタンドから戦況を見守った。森保監督が「スタッフ、選手に自然体で接し、日本サッカーのレベルアップへ最大限やってくれている」と高く評価する持ち味で、W杯出場への道をともに進んでいく。

 長谷部コーチは2日の合宿初日から合流。いきなりW杯3大会で共闘した長友、初招集の望月とパス回しをした。長友との軽妙な掛け合いで望月の緊張をほぐし、時に長友から「ハセ!」といじられながらボールを蹴った。選手と監督・コーチ陣の「つなぎ役」として存在感を見せる。

 多くの代表選手が欧州クラブに所属する。代表コーチ陣の知見を上回る最先端の戦術や高い強度が「日常」の選手にとって、ドイツや代表で屈指の経験を持つ長谷部氏の背中や言葉はより響く。今合宿の自己紹介時には「日本のサッカーが世界一を目指して戦う中で自分がやってきたことをチームのために還元し、全力を尽くしたい」と所信表明した。

 歴代最多81試合で代表主将を務め、チーム全体を見渡し、状況に応じた言葉を発信してきた。過去のW杯アジア予選中には全選手を集め「アジアは一筋縄じゃいかない」とゲキを飛ばし、一体感と緊張感を高めた。22年にドイツ遠征した森保ジャパンに3日間同行。食事の際に各テーブルを回り「雰囲気は?」など後輩の質問に積極的に答えるなど、緩急を使い分けチームを結束させる力を持つ。

 26年W杯まで代表活動期間に継続的に指導する。ドイツでフランクフルトの育成コーチとしても活動するため、欧州組の状態を細かく把握できる点も大きい。世界を知る長谷部氏の言動は、いばらの道が続く最終予選で間違いなく生きる。

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