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B2ベルテックス静岡 新加入の焼津市出身、増田啓介がスタメン濃厚…7日からB2富山とプレシーズンゲーム2連戦

スポーツ報知 / 2024年9月6日 8時31分

B2富山とのプレーシーズンマッチでスタメン出場が濃厚なベルテックスの増田(カメラ・塩沢 武士)

 B2ベルテックス静岡は5日、B2富山とのプレシーズンゲーム2連戦(7、8日・GasOneアリーナ牧之原)に向けて静岡市内で調整した。今季B1川崎から新加入した焼津市出身の増田啓介(26)=静岡大成中出=はスタメンが濃厚。B2優勝を目指すチームの柱として期待が懸かる男が、新天地で存在感を示す。

 新たな思いを背負ってコートに立つ。地元のベルテックス静岡に加入した焼津市出身の増田がB2富山とのプレシーズンゲームでファンの前に姿を見せる。「超攻撃的ディフェンスから走るバスケットが今年のチームのスローガン。それを体現できるようなプレーができればいい」と、静かに闘志を燃やした。

 7月11日の新チーム始動から合流し約2か月。大きなけがもなく順調に調整を進めてきた。森高大ヘッドコーチ(35)が昨季までアシスタントコーチなどを9シーズン務めてきたB1のA東京などと、すでに非公開で練習試合を3戦消化。昨季まで川崎一筋で、初めて移籍を経験した増田は「うまくいくこと、いかないところがあったけど、開幕に向けてしっかり修正していきたい」と、足元を見つめている。

 194センチのスモールフォワード(SF)。B1での経験もあり、サイズ的にも恵まれている増田に対して指揮官は「守りはもちろん、相手マークによってはミスマッチをついてインサイドでも得点できる」と、攻守両面で期待を寄せる。

 来月5日に開幕するリーグの“前哨戦”でもある。Bリーグでは基本、水曜開催以外は週末に同じ相手と2連戦を行う。本番前に一度、連戦を経験することは大きな意味がある。しかも、富山は昨季B1にいたチーム。現在地を探るにはもってこいの相手だ。「静岡のファンの前でプレーできることは僕にとっていいこと。プレシーズンからプレーオフまで一緒に戦ってくれたらうれしい」と、増田。B2優勝、そして、悲願のB1昇格へ新戦力がチームをけん引する。(塩沢 武士)

 ◆増田 啓介(ますだ・けいすけ) 1998年1月22日、焼津市生まれ、26歳。静岡大成中から福岡大大濠高へ進学。筑波大時代に特別指定選手でB1川崎入りし、卒業後も同チームでプレーし昨季までの5季在籍。2017年にはU24(ユニバーシアード)日本代表入り。194センチ、93キロ。

 〇…昨年に続き主将に指名された加納誠也(35)は「体制が代わっても(主将として)評価されたのはうれしい」と、素直に喜んだ。同い年でもある森HCから直接、打診されて快諾。今季初の公開での試合に関しては「今の段階でのプレーを見てもらえれば。もちろん、お客さんが入るので、内容、勝ちにもこだわりたい」と、力を込めた。

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