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【巨人】モンテスが3番定着 新外国人の活躍が難しい球界で驚異の対応力 ヘルナンデスに次ぐ救世主に

スポーツ報知 / 2024年9月6日 14時22分

帰京するモンテス(カメラ・相川 和寛)

 巨人の新外国人、ココ・モンテス内野手は5日まで15試合連続「3番・左翼」で出場。途中加入で後半戦から1軍昇格して29試合で104打席、99打数33安打、打率3割3分3厘、1本塁打、13打点、得点圏打率4割。3日のヤクルト戦(京セラD)では3点を追う9回2死二、三塁から「狙っていました」と来日1号同点3ランを放つなど打線に欠かせない存在になっている。

 33安打のうち14本が二塁打と驚異的なペースで二塁打を量産する右の好打者。来日直前まで米マイナー3Aで打率リーグトップだった巧みなバットコントロールで高打率を維持する。

 同じく途中入団で交流戦から1軍昇格したヘルナンデスも56試合で打率2割9分4厘、8本塁打、30打点、得点圏打率3割5分2厘。昨年の米マイナー3A最多安打の打力を発揮し、3番に定着したが、8月11日の中日戦(バンテリン)で守備の際に左手首を骨折して離脱。代わりに内野手のモンテスが志願して外野守備に取り組み、打順でも3番に入って穴を埋めている。

 近年の日本プロ野球界は新外国人選手が来日1年目から活躍することが難しい傾向にある。特に野手は日本の投手のレベルが上がっているためか苦戦することが多い。今季のNPB全体を見ても、来日1年目の新外国人選手で1軍で活躍している選手は日本ハム・レイエスらの例はあるが、極めて少ないのが実情だ。

 巨人は開幕前にメジャー通算178本塁打のオドーアが2軍調整を拒否して自ら退団。そんな中でシーズン途中加入したヘルナンデス、モンテスの両外国人選手がともに適応し、チームは現在リーグ首位と優勝争いの好位置につけている。

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