川崎・鬼木達監督、２０歳でＡ代表デビューを飾った高井幸大に「素晴らしいスタートを切ったんじゃないかな」

５日の中国戦で躍動した高井幸大（カメラ・今成　良輔）

　川崎の鬼木達監督が６日、オンライン取材を行い、前日５日のＷ杯アジア最終予選の初戦・中国戦（７〇０）でＡ代表デビューを飾ったＤＦ高井幸大について言及した。

　後半２６分から途中出場でデビューし、３バックの右でプレーした身長１９２センチの大型センターバックのプレーについて、指揮官は「堂々と相変わらずやっていたので、そこは頼もしさも感じてますし、日本代表含め、高井含め、本当に素晴らしいスタートを切ったんじゃないかなという風に思ってます」と笑みを浮かべた。

　Ａ代表が歴史的大勝スタートを切った戦いには、高井だけではなく、ＤＦ谷口、ＭＦ守田、三笘、田中ら、川崎時代に指導していた多くの選手がピッチに立っていた。試合全体を通しても中国を圧倒していただけに「本当にそれぞれのクオリティーが非常に高かったので、ミスも少ないですし、やっぱり距離感もいいので、その後の切り替えも良かった。フォーメーションは違いますけど、自分たちフロンターレがやりたいようなものをすごく見せられた、勉強になるゲームだったなっていう風に思ってます」とたたえた。

　その中で大きな一歩を踏み出した高井には「満足するタイプではないので、ここからの高井にはまだまだ期待したい。今度はアウェーでどれだけできるかっていうところが、やっぱりここからの評価になると思います」とエールを送った。