エディー日本 気温３５度の熊谷で７日・米国戦 ＰＮＣ２連勝へカギはフィジカルバトル 坂手「引かない守り、攻撃を」

米国戦に向け前日会見を行うゲーム主将の坂手淳史（カメラ・大谷翔太）

◆ラグビー　▽アサヒスーパードライ　パシフィックネーションズカップ２０２４　日本―米国（７日、熊谷ラグビー場）

　パシフィック・ネーションズカップの１次リーグＢ組第２戦（７日、熊谷）で、世界ランク１４位の日本は、ホームに同１９位の米国を迎える。６日は本番会場で前日練習を行い、ゲーム主将を務めるフッカー坂手淳史（埼玉）が会見。「フィジカルが大きな攻防の一つ」と、肉弾戦に闘志を燃やした。

　この日の日中は気温３５度と、強い日差しもあった熊谷。７日もキックオフは午後７時５分だが、暑さが懸念される。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ（ＨＣ）が掲げる「超速ラグビー」は、素早い展開で汗でボールが滑るリスクも伴う。ジョーンズＨＣは、気象条件も踏まえて５日の取材では多少のペースダウンも示唆。その中で「今週は、フィジカルを出したプレーをしたい」と語っていた。

　坂手はジョーンズＨＣの下でのラグビーについて「ボールを持っている時にどうゲインを取るか、そこを考えながらやっている」と、攻撃面での自身の伸びしろについて言及。その中で「フィジカルを出すトレーニングをしている」と言う。米国のＦＷ陣は日本より平均体重が５キロ重く、攻守で体のぶつけ合いがカギを握る。埼玉のホームグラウンドでのテストマッチに臨む坂手は「フィジカルが試合の大きな争点。相手に引かない守り、攻撃を出していけたら。持っているものを精いっぱい出す」と力を込めた。