【楽天】早川隆久が球団史上初の２桁左腕に ９回あと１人で完封逃し「悔しいがちょっと強い」

１０勝目を挙げ、笑顔を見せる早川隆久（カメラ・越川　亘）

◆パ・リーグ　楽天２―１ロッテ（６日・ＺＯＺＯマリン）

　楽天の早川隆久投手が、９回途中４安打１失点と好投。９回２死一塁からソトに左中間適時二塁打を浴び、守護神・則本のリリーフを仰いだが自身初の１０勝目を挙げた。球団創設２０周年で、左腕では初の２桁勝利。これまでは塩見、辛島、早川の９勝が最多だった。

　試合後、早川は「悔しいがちょっと強いですね。９回もマウンド託してもらって、（先頭の）フォアボールでっていうちょっと悪い形になってしまったんで。自分の中では平常心を保ちたい気持ちはあったんですけど、そこで平常心を保てないところがまだまだ。あそこで完封できないのも、まだまだかなって捉えてます」と振り返った。

　それでも２桁勝利には「うれしいですけど、あくまでも通過点というところではあると思うので。うれしいという気持ちはきょうまでしっかりかみ締めて、また明日からはＣＳに向けてチームは頑張ってるんで、ＣＳに向けて自分ももう一段階引き締めてやっていければと思います」と話していた。