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【阪神】佐藤輝明「いいバッティングできた」今季初の満塁弾!大逆転Vへ4連勝 首位・巨人と2・5差

スポーツ報知 / 2024年9月7日 5時0分

6回2死満塁、満塁本塁打を放った佐藤輝明(カメラ・清水 武)

◆JERAセ・リーグ ヤクルト1―9阪神(6日・神宮)

 願い続けた分だけ、両手に残った感触が心地良かった。5―1の6回2死満塁。阪神・佐藤輝明内野手(25)は虎党が陣取る左翼席へ、勝利を決定づける一撃を突き刺した。「みんながつないでくれたチャンス。いいバッティングができて良かった」と胸を張った。

 8月31日・巨人戦(甲子園)以来の12号は、今季初で通算4度目の満塁弾。かつての同僚・尾仲の外角直球を振り抜いた。5日・中日戦(甲子園)の3回1死満塁では右犠飛。前夜の悔しさを晴らし「入ってくれて良かった」と笑顔が戻った。5回の適時打を含む今季最多5打点。日本人では球団史上初、DeNA・牧以来NPB11人目となる入団4年目での通算300打点に到達した。長嶋茂雄、清原和博、高橋由伸ら球界のレジェンドに並び「ランナーに出てもらっている人のおかげ」と感謝した。

 森下、大山とのクリーンアップ全員打点は今季10度目で全勝。不敗神話を継続した。中盤の大量点でリリーフ主力を温存。岡田監督は「みんな9月が勝負と分かっている。点を取ると投手もうまく回る。ええ相乗効果やな」とニンマリだ。

 チームは7月以来の4連勝。首位と2・5ゲーム差は8月8日の2差以来となった。指揮官は今後の日程を踏まえ「広島、そらきついわな」とつぶやきつつ「相手のことは知らんけど」と次戦を見据えた。好調なクリーンアップを中心に巻き起こした大逆襲。奇跡の大逆転Vは夢物語ではない。(直川 響)

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