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【ソフトバンク】4年ぶりVへのラストスパートで歯車が狂いはじめる ポストシーズンに不安材料

スポーツ報知 / 2024年9月7日 0時48分

9回守備前、選手交代を告げる小久保裕紀監督(左)(カメラ・岩田 大補)

◆パ・リーグ ソフトバンク0―1オリックス(6日・みずほペイペイドーム)

 試合前の首位・ソフトバンクと最下位・西武のゲーム差は37ゲーム。ハーラートップタイの11勝をマークしているエース・有原航平が登板し、本拠地のファンは優勝マジックが15から減ることを信じていた。だが、フタを開ければ、4回に佐藤龍世に浴びたソロ弾が致命傷に。ソフトバンク・王貞治会長も「まさか1―0とはね…」とガックリの完封負けで、今季5度目の3連敗を喫した。

 2位の日本ハムがサヨナラ勝ちして、ゲーム差は8に。まだまだ余裕はあるが、ここ10試合は3勝7敗。チーム状況も良くない。左のエース格のモイネロが疲労の蓄積を考慮されて、4日に出場登録を抹消された。5日にはオスナの代役守護神を務めてきた松本裕樹も右肩痛で離脱。ブルペンの台所事情が苦しくなる中、有原が好投したが、打線が援護できなかった。ハーラー単独トップ12勝目を逃したエースは「大事な試合で先制点を与えてしまったことは反省しないといけない。ただ全体的には良い投球ができたし、しっかりとゲームメイクができたところは良かった」と振り返った。

 4年ぶりの優勝へ独走状態は変わらず、慌てる状況ではない。ただ、ラストスパートの鈍りはポストシーズンへの不安材料だ。

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