元世界４位の錦織圭、イタリアのツアー下部大会で準々決勝敗退 復帰後初の世界１００位台はお預け

　◆テニス　ジェノバ・チャレンジャー　第５日（６日、イタリア・ジェノバ）

　元世界ランキング４位の錦織圭（ユニクロ）が、イタリア・ジェノバで行われたチャレンジャー大会（ツアー下部大会）準々決勝で敗れた。同８４位のハウメ・ムナル（スペイン）に６－２、５－７、２－６、３－６のフルセットで逆転負けを喫した。

　錦織は、６－２、４－０と大きくリードした。第２セットは２度、相手のサービスゲームを破り、圧倒的に主導権を握っていた。しかし、相手が開き直り、全くミスをしなくなると、錦織は逆転を許した。

　最終セットも２－０とリードしながら追いつかれ、最後は力尽きた。この試合を勝っていれば、昨年６月にけがから復帰して以来初めて、９日に発表予定の最新世界ランキングで１００位台の復帰が確実だった。

　錦織は、１４、１５日の国別対抗戦デビス杯対コロンビア（東京・有明コロシアム）のために帰国する予定だ。