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【高校野球】石川・金沢龍谷が12安打で初戦突破…加圧トレで打撃力アップ

スポーツ報知 / 2024年9月7日 14時35分

6回に4得点を挙げて盛り上がる金沢龍谷ベンチ

◆秋季高校野球石川県大会 ▽1回戦 金沢龍谷8-4金沢桜丘(7日・弁慶スタジアム)

 秋季石川県大会が開幕した。夏16強の金沢龍谷は12安打を放ち、8-4で金沢桜丘を下して初戦突破を決めた。今夏を経験したエース右腕、初鹿晃太郎(はつしか・こうたろう、2年)が6回まで5安打、1失点と好投。ていねいにコースを突いて打たせて取り、試合の流れを引き寄せた。新キャプテンの3番・上杉祐太郎捕手(2年)は「夏に出場したバッテリーが残り、力のある各投手が継投している。夏が終わって、野手は信じられないくらい、バットを振ってきました」と振り返った。

 今夏の石川大会3回戦では、遊学館に2-12の8回コールドで大敗。悔しさを胸に秘め、着手したのが課題の打撃力強化だった。上腕または、両太ももに加圧トレーニングを施しながら打撃練習。「締め付けて負荷が倍になった状態で、朝練から500スイングしてきた。最初は腕がパンパンになって、握力がなくなるくらいでした」と上杉主将。厳しいトレーニングだったが、打撃力は向上し「低反発バットになったが、芯で捉えたら以前と変わらない」と手応え。この日は2安打、2打点、1盗塁と大活躍を見せた。

 5番打者に抜てきされ、2安打、2打点と奮闘した中川翔太左翼手(1年)は「低反発バットに変わって、打撃の調子が上がらずに困っていた。加圧トレーニングはきついが、スイングスピードはすごく上がった感じです。今まで自信がなかったが、バッティングで貢献したい」と決意。打撃力アップで北信越大会出場を狙う。(中田 康博)

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