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【高校野球】春夏8強の石川・小松商が初戦突破…新エース左腕・林優真がバースデー勝利

スポーツ報知 / 2024年9月7日 18時9分

7回を無失点に抑えた小松商の新エース林優真

◆秋季高校野球石川県大会 ▽1回戦 小松商5-3鵬学園(7日・弁慶スタジアム)

 秋季高校野球の石川県大会が開幕し、春夏8強の小松商は5-3で鵬学園に勝利した。今秋から背番号1を任されたエース左腕、林優真(2年)が先発し、7回を5安打、無失点と好投。抜群の制球力を武器に打たせて取った。この日は17歳の誕生日を迎え、バッターボックスに入ると、スタンドのチームメートがバースデーソングを大合唱。林は「打つときに歌が聞こえました。みんなに祝ってもらって嬉しいです」と満面の笑顔。5回2死一塁では左前安打を放ち、投打で勝利に貢献した。

 スタメンには、白山リトルシニア出身選手が4人、小松加賀リトルシニア出身選手2人と硬式野球経験者が並ぶ。白山、小松加賀ともに全国大会で16強入りしており、大舞台の経験は十分。白山リトルシニア出身の林は「中学時代は練習中に3合のご飯を食べて体を作った。みんなで小松商に入学して、強くしたい気持ちでした」と揃って入学した。エース・林が力投を見せれば、小松加賀リトルシニア出身コンビの1番・東野充遊撃手(1年)と5番・黒地壱太捕手(1年)は、ともに2安打、1打点を放って援護した。

 春夏連続8強入りを果たし、今秋の目標は4強入りして北信越大会に出場すること。東野は「リトルシニアでは、冬の練習で小松ドームを20周走って、脚力とメンタルを鍛えられました。まずは4強入りして、上を目指したい」と決意。強豪私立優勢の石川県で快進撃を狙う。(中田 康博)

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