【西武】今井達也が７回２失点９奪三振「やってきたことをまっとうできれば」

力投する今井達也（カメラ・岩田　大補）

◆パ・リーグ　ソフトバンク２―３西武（７日・みずほペイペイ）

　ほえた。７回２死一、二塁。近藤を１５３キロの速球で空振りの三振に仕留めた西武・今井達也はマウンドで雄たけびを上げ、グラブをたたいた。３回には中前へ適時打を打たれて２点目を献上していた。「ああいうところで三振を取れる強みがあったほうが優位に立てるかなと。結果的によかったです」と静かに振り返った。

　最速１５９キロを記録も９安打を許したが、粘り強く２失点にまとめた。９奪三振でリーグトップを守る１６３三振に。目指すタイトルへ前進している。「投げる日も投げない日も練習でやり残したということがないようにできているので、結果として（三振を）積み重ねている。残り試合は少ないですけど、自分がやってきたことをまっとうできれば」と初の栄誉へ視線を向けた。