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野村忠宏氏主催の柔道教室に観客1500人 パリ五輪金メダリスト3人も特別講師で参加「最高の盛り上がり」

スポーツ報知 / 2024年9月7日 21時12分

柔道教室に参加した子どもたちとタッチを交わす(左から)永瀬貴規、鈴木桂治監督、出口クリスタ、野村忠宏氏、角田夏実

 柔道男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏さん主催の柔道教室「野村道場」が7日、横浜武道館で行われた。パリ五輪直後に男子81キロ級の永瀬貴規(旭化成)、女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)、カナダ代表で女子57キロ級の出口クリスタ(日本生命)の金メダリスト3人と全日本男子の鈴木桂治監督が特別講師を務めた。

 イベントには柔道未経験者を含む小中学生約250人が参加し、5人で計8個の五輪金メダルを獲得した豪華講師陣と約3時間半に渡り、柔道を通じて交流。野村さんが背負い投げ、鈴木監督が大外刈りと足払い、角田がともえ投げと腕ひしぎ十字固め、永瀬が足車と内股、出口が大外刈りと山嵐と、それぞれの得意技も披露してみせた。

 五輪連覇を飾った永瀬は、野村道場に初参加。「子供たちの輝く視線を受けて、そういった存在になれているのかなとうれしかった」と笑顔で振り返った。随一の稽古量で知られる30歳はパリから帰国後、1週間足らずで拠点の筑波大の道場を訪れ、汗を流したという。「先生方への報告や学生たちにも稽古をつけてもらっていたので、そういったところに顔を出すのは大事じゃないかと思って早めに練習に参加した」と明かし、今後については「焦らず時間をかけて、次の目標を定めていけたら」と語った。

 角田はともえ投げを披露し、子どもたちも技に入る形までを実際に練習した。柔道未経験者の子どもたちも得意技を聞かれて「ともえ投げ!」と即答するなど、五輪での戦いぶりを通じて伝家の宝刀の認知度は大きく高まり「テレビを見てくれてパリ五輪を応援してくれたんだなっていうのを実感した」と喜んだ。

 出口は参加者からの大外刈りを返される不安があるとの悩みに対し、軸がぶれることで返されやすくなると説明。「自分が焼き鳥になったつもりで、棒が刺さってることを意識して」と独特の表現でポイントを解説していた。今後については当面は休養する意向を表明しており「年内は試合なしでやらせてもらって、来年からは一度は(五輪王者が背負う)ゴールドゼッケンを着けて試合をしてみたいなって気持ちはある」と明かした。

 野村道場は2019年の第1回から10度目の開催を迎えた。この日は観客席が一般開放され、保護者を含めて史上最多の約1500人が見守った。野村さんは「最高の盛り上がりで、タイミングも良かったし、集まってくれたメンバーも最高だった。継続することに意味があると思っていたが、全てが良い形で第10回目を迎えることができた」と感無量の表情。鈴木監督も五輪直後の熱気を感じたといい「こういう活動は現場の人間としてもありがたい。ついた火を絶やさないようにしたい」と力を込めた。

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