黒沢博さんが死去 兄・黒沢年雄が明かす「幼い頃の博が頭に蘇って涙がとまりません」

黒沢博さん（左）と黒沢年雄

　「ヒロシ＆キーボー」として活動し、シングル曲「３年目の浮気」がヒットした黒沢博さんが死去していたことが発表された。俳優で実兄の黒沢年雄が自身のブログで明かした。７５歳だった。

　「博が…亡くなった…。」のタイトルと共に博さんとの思い出をつづった年雄は「昨夜…口の聞けない博にいっぱい話しかけました…　博がいつも、兄貴はスーパーマンだといいふらしていたので…耳元で冗談に“俺はスーパーマンだから全て任せて安心しろ”と言ったら、とても喜び僕の手を強く握り返して涙を流し喜びに溢れていました…数時間いて少し元気になったから大丈夫だろうと、一旦引きあげました」と亡くなる直前の様子について投稿。「４時間後急変…電話が来て娘さんが電話の向こうでパパ！　パパの叫び声が入って来ました…直ぐに病院に駆けつけると…医師から臨終ですとの言葉…。今は幼い頃の博が頭に蘇って涙がとまりません」と悲痛な胸の内をつづった。

　博さんは１７歳の時に歌手としてデビュー。８２年、ヒロシ＆キーボーとしてリリースした「３年目の浮気」が１３０万枚を売り上げる大ヒットを記録し、日本有線大賞最優秀新人賞などを受賞した。