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前田健太、“走られる側”から語る 大谷翔平の“足”は「投手にすごくプレッシャーかかる」盗塁の価値変わった

スポーツ報知 / 2024年9月8日 5時0分

ドジャース・大谷翔平

 ドジャース大谷翔平投手(30)が、26個のキャリアハイ(21年)をはるかに上回るペースで盗塁を重ね史上初の「45―45(46)」に到達。盗塁数が激増した理由として挙げられるのが、昨季から導入された投球間の時間制限「ピッチクロック」と、けん制回数の制限。タイガース前田健太投手(36)が、投手の立場から、MLBにおける盗塁の変化について語った。(取材=村山 みち)

 試合時間短縮を目指し昨季からピッチクロックが導入された。走者がいない場合は15秒以内、いる場合は18秒以内に投球動作に入らなければならない。超過するとボールカウントが1つ追加される。ボールを持つ時間に変化を付けづらくなった。前田は明かした。

 「昔よりは走者を気にしなくなった。正直、今はけん制のサインが出ないとやらないんじゃないか」

 けん制の回数にも制限が導入された。3度目までにアウトにしなければボークとなり、走者は自動的に進塁。事実上、1打席に2度までとなった。

 「今までだったら何となく1度けん制して走者のリードの大きさなどを見れた。今は1度したら、(2度目もセーフだと3度目ができないため)もう1度できない。結局、1度けん制したら負け、みたいなところがある」。そうなると投手の対抗策はクイックで投げるしかないが「けん制がないと分かったら、クイックをどれだけ速くしても、結局は走られる」と、言い切る。

 大谷は今季、盗塁死が4度あるが、その1つが前田との対戦だった。

 「あれは捕手がいいボールを投げたから。翔平みたいな速い選手がどんどん走るとチャンスが広がっていく。足が速い選手が出塁したときは僕ら投手にもすごくプレッシャーがかかる」

 走られる側からの言葉には実感がこもっていた。

 「盗塁の価値が昔と今とで変わってくる。70盗塁とかは、このルールがないとできない。だから走れる選手の価値が高まる可能性はあると思う」

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