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史上最速&史上初の“ちょんまげ大関”誕生なるか きょう秋場所初日

スポーツ報知 / 2024年9月8日 5時30分

優勝額の贈呈式で記念写真に納まる大の里(カメラ・岡野 将大)

 大相撲秋場所は8日に東京・両国国技館で初日を迎える。大関取りに挑む注目の関脇・大の里(24)=二所ノ関=が7日、国技館で優勝額贈呈式に出席した。スピード出世を示すちょんまげ頭で挑んだ5月の夏場所は12勝3敗で初優勝。秋場所も大いちょうの結えない大の里は「この経験を何度もできるように、また頑張りたい」と自身2度目の賜杯を抱き、史上最速の所要9場所目で、史上初となる“ちょんまげ大関”昇進を目指す。

 夏場所の優勝額を目にすると、気が引き締まった。大の里は高さ3メートル17センチの額の前で「あしたの初日、(国技館内に)飾られたら多分、気持ちが変わってくる。この経験(優勝)を何回もできるようにしたい」と“国技館連覇”へ闘志をみなぎらせた。ちょんまげ頭での優勝は、春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士(25)=伊勢ケ浜=に続く2人目の快挙となった。

 秋場所で12勝以上挙げれば、大関昇進目安とされる「三役で直近3場所33勝」に到達する。初土俵から所要9場所での昇進なら昭和以降では羽黒山、豊山、雅山の所要12場所を塗り替える最速記録だ。だが「何にも気にしていない。先場所は痛い目を見た」と無関心を装う。大関取り初挑戦だった7月の名古屋場所で重圧もあり、初日から2連敗するなど、9勝止まりだった悔しさは忘れていない。

 直近で、過去に2度以上優勝を経験して大関に昇進したのは22年初場所後の御嶽海(3度)だ。ただ、昇進前3場所で2度優勝した力士は年6場所制となった1958年以降はいない。「今場所は優勝した夏場所のように楽しい15日間を過ごしたい」。好印象のある国技館で賜杯を抱き、文句なしで大関昇進を決める。

 初日は幕内・熱海富士(22)=伊勢ケ浜=、2日目は幕内・翔猿(32)=追手風=との対戦。ともに過去2戦2勝だが「相手どうこうよりもしっかり集中して頑張ります」とうなずいた。「息子の優勝額が見られるなんて、本当に感慨深い」と父・中村知幸さん(48)も贈呈式を見学し、初日も観戦予定。愛する家族の声援を力水に、24歳が夢の実現へ好発進する。(山田 豊)

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